ド素人主婦が株式会社を設立したらこうなりました!

2013年3月株式会社を設立。独立、開業、登記、事務手続き、税務署通い、経理、失敗、反省、疲労、喜び、女社長ドタバタ奮闘をすべて記録します

ビル・ゲイツのスピーチ「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」

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最近子供たち(小学校低学年~保育園児)の生意気な発言やくだらないギャグ、面白くないネタを聞かされることに心底うんざりする時がある。まぁ子供というのはみんなそういう生き物だから、大半は聞き流すor適当なあいづちをうつのだけど、話が無駄に長いうえにオチがなかったりするといい加減腹が立ち、

 

「つまんない。面白くない」

 

と子供相手にも手加減ゼロな冷たい反応をしちゃったりね。

 

学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール

こういう時にいつも思い出すのは、ビル・ゲイツが、あるハイスクールでスピーチをしたときに引用したと言われている、チャールズ・J・サイクスの著書「Dumbing Down Our Kids」の言葉「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」の7番だ。

 

ビル・ゲイツのスピーチ「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」:らばQ

 

  1. 人生は公平ではない。それに慣れよ。
  2. 世界は君の自尊心を気にかけてはくれない。君の気分に関係なく世界は君が仕事を終わらせることを期待している。
  3. 高校を出てすぐ6万ドルの年収を稼ぎはしない。携帯電話(当時は高かった)を持った副社長にもならない。自分で両方を稼ぎ出すまでは。
  4. 先生が厳しすぎると思うなら、上司を持ってみろ。
  5. ハンバーガーを引っくり返すということは沽券こけんにかかわることではない。君たちの祖父母はハンバーガーを引っくり返すことを別の表現を使った。それはチャンスと呼ばれた。
  6. 君が失敗したらそれは両親のせいではない。文句を言わずに学べ。
  7. 君らが生まれる前は、君らの両親は今のように退屈な人たちではなかった。そんな風になったのは、君らのために支払いをし、服を洗い、君らがどんなにいけてるか、という自慢を聞いているうちにそうなったのだ。親の時代から生存する寄生虫から森を守る前に、自分の洋服ダンスのダニ駆除から始めよう。
  8. 学校は勝者・敗者を決めなくなったかもしれないが、人生は違う。学校によっては君が落ちこぼれないようにしてくれたり、正しい答えが導き出せるまで、何度でも機会をくれる。実際の人生とは全く似ても似つかない。
  9. 人生は学期ごとに分けられていない。夏休みは無いし、ほとんどの雇用主は君が自分を見出すことに興味を持たない。それは自分の時間にやれ。
  10. テレビは本当の人生ではない。 現実では、人は喫茶店にいつまでもいられるわけはなく、仕事に行かなくてはいけないのだ。
  11. オタクには親切にしよう。彼らの下で働く可能性が高い。

 

自分が子供の頃、ごく普通のサラリーマンであった両親を見て、「なんて冒険のない人生なんだ。自分はああはなりたくない」と嘆いたものだが、このルールの7番をきいたときに愕然として、両親がつまらないのは自分のせいなのかと初めて悟った。

 

そして時は過ぎ、今度は自分が子育てをするようになると、日を追うごとに自分の価値観が、良くも悪くも、平凡化、一般化されていくことに気づいた。

  

子供の頃「つまらない」と思っていた「普通の生活」は、実は驚くほど貴重で山盛りの愛情にあふれていた。だから、一般化も平均化も決して悪くない。個性だの自己実現だの、それがすべてと信じて音楽や変な髪型やファッションをしてもがいていた10代の頃の自分が、もはや他人から聞いた話のようだ。

 

でも、そこから一歩踏み出したい、悪あがきもしてみたい、多少の理不尽もしてみたい、という欲望はやっぱり忘れたくない、とも思う。自分が突然、会社経営に手を出してみたり、あれこれ手当たり次第にビジネスチャンスに乗っかってみていることは、そういう気持ちの表れなんだろうな、と思う。

 

自分に起きている心の変化も、両親の存在も、自己主張満載の子供たちも、誰を否定するつもりもないし、誰一人、実はつまらなくない。その幸せを充分理解した上で、自分が面白そうだと思うことはこれからも貪欲に追求していこうと思う。